「長門峡/山口県」

2023年02月07日

四十話 2月7日は「長門峡/山口県」

長門峡(ちょうもんきょう)は、阿武川上流、山口県山口市及び萩市にある峡谷で全長は12km。奇岩や滝、深淵など変化を織りなす奇勝として知られ、国の「名勝」や「長門峡県立自然公園」にも指定されている。「日本百景」にも選ばれている。中生代白亜紀の流紋岩質凝灰岩やデイサイト溶岩から形成されており、断崖を形成する。命名者は郷土の画家、高島北海であり、また詩人中原中也もこの地を絶賛した。景勝地は個性的な名前で、洗心橋や龍宮淵、獺淵(かわうそぶち)、暗がり淵などの名所がある。洗心橋には中原中也の詩碑が立つ。この洗心橋から龍宮淵まで5.5kmの観光遊歩道が設置されており、ハイキングやトレッキングのメッカとなっている。長門峡は、春は桜、夏は避暑地、秋は紅葉と四季を通じて楽しむことができ、年間60万人以上の観光客が訪れる観光スポットでもある。日本五大名峡の一つに数えられることもある。阿武川で捕れるアユは長門峡の名物になっており、竜宮淵入り口周辺には鮎料理の店が並んでいる。またシーズンには鮎祭りが行われ、多くの観光客が訪れる。