リフォーム見積もりが急に上がりました。

2026.06.24

売却前リフォーム、見積もりが急に上がりました
母から相続した戸建てを売却する予定です。
築38年でそのままでは印象が悪いと思い、水回りだけ少し直してから売ろうと考えていました。

先日リフォーム会社に見積もりを取ったところ、最初に聞いていた金額よりかなり高くなりました。
断熱材や建材が入りにくく、価格も上がっていると言われました。

「この状態で売るより、最低限直した方が高く売れます」と不動産会社には言われています。
でも、リフォーム費用が300万円近くかかるなら、その分を回収できるのか不安です。

売却する家にお金をかけすぎて、結局手残りが減るのは避けたいです。
かといって、古いまま売って買主から大きく値引きされるのも困ります。

今のように建材が高い時期は、売却前リフォームをしない方がいいのでしょうか。
どこまで直せば売却価格に反映されやすいのか知りたいです。

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不動産のプロ視点からのアドバイス

お母様から相続された大切なご実家の売却、少しでも良い条件で進めたいですよね。

急に見積もりが上がってしまい、ご不安に思われるお気持ちよくわかります。

 

結論から申し上げますと、売却前に300万円規模のリフォームを行うのはおすすめしません。現状のまま、あるいはハウスクリーニング程度に留めて売り出すのが得策と考えます。

リフォーム会社がおっしゃるように、現在、断熱材や建材、水回り設備の価格が高騰しているのは事実です。しかし、だからこそ売却前リフォームには以下のようなデメリットがあります。

 

1. リフォーム費用の回収は非常に困難

300万円をかけて水回りを新しくしても、売却価格がそのまま300万円(あるいはそれ以上)跳ね上がることは稀です。多くの場合、かけた費用全額を売却価格に上乗せして回収することは難しく、結果的に手元に残る利益(手残り金額)が減ってしまう可能性が高いです。

 

2. 買主の「自分好みにしたい」ニーズとのミスマッチ

築38年の戸建てを検討される買主層の多くは、「古い分安く購入して、自分好みに自由にリフォーム・リノベーションしたい」と考えています。売主側で良かれと思って水回りを新しくしても、それが買主の好みに合わなければ、せっかくの費用が価格として評価されにくくなります。

 

おすすめの売却方針

大がかりなリフォームは行わず、費用対効果の高い方法で物件の印象を良くすることをおすすめします。

プロによるハウスクリーニング: 水回りの水垢やカビ、キッチンの油汚れなどを徹底的に綺麗にするだけでも、内見時の印象は劇的に良くなります。数万円〜十数万円程度で非常に高い効果が期待できます。

不要品の撤去(残置物処理): 室内を空の状態にしてすっきりと見せることで、部屋を広く明るく感じさせる効果があります。

値引き交渉の余地として残す: リフォーム費用として用意していた300万円を、買主から値引き交渉された際の「カード」として持っておく方が安全です。「ご自身で好きなリフォームができるよう、その分価格調整に応じます」というスタンスの方が、買主にとっても魅力的です。

 

不動産会社は「見栄えを良くして早く売りたい」という意図からリフォームを勧めているのかもしれませんが、最終的な手残りを重視するのであれば、「プロのクリーニングのみ入れて、現状渡しで売り出す」という方針で、再度不動産会社とお話し合いをされてみてはいかがでしょうか。