共有名義のマンションの鍵、勝手に変更・・
2026.07.29
離婚協議中です。
夫はすでに家を出ていますが、夫婦で購入したマンションの鍵をまだ持っています。
現在、マンションには私と子どもが住んでいます。
住宅ローンは夫婦のペアローンで、名義も共有です。
先日も私が仕事で不在の間に夫が部屋に入った形跡がありました。
本人は荷物を取りにいっただけと言っていますが、不快です。
いつ入ってこられるか分からないと思うと落ち着かず、鍵を変えたいのですが問題ないでしょうか。
不動産のプロ視点からのアドバイス
離婚協議中という精神的にも大変な時期に、いつ入ってこられるか分からない不安を抱えるのは非常に強いストレスかと思います。
結論からお伝えすると、独断で(勝手に)鍵を交換することは、法的なトラブルに発展するリスクがあるため避けるのが無難です。
理由は主に以下の2点です。
夫にも不動産を使用する権利がある
名義が共有(ペアローン)である以上、夫が家を出ていても、そのマンションに対する「所有権」や「使用する権利」は残っています。そのため、無断で鍵を変えて閉め出す行為は、相手の権利を不当に侵害したとみなされ、離婚協議(財産分与や慰謝料の交渉など)で不利に働く恐れがあります。
マンションの管理規約による制限
分譲マンションの玄関の鍵は、建物の「共用部分」に指定されていることが多く、管理組合の許可なく勝手に変更できない規約になっているケースが一般的です。
今後おすすめする具体的な対策
弁護士を交えて「立ち入りのルール」を合意する 現在離婚協議中であれば、弁護士を通じて「荷物引き取りの際は事前に連絡を入れること」「不在時の無断立ち入りをしないこと」を約束させ、書面(合意書など)に残すのが最も確実です。その交渉の中で、鍵の交換についても同意を取り付けるのが理想的です。
1.メッセージ等で明確に拒絶の意思を伝える
「子供と自分のプライバシーを守るため、不在時の立ち入りはやめてほしい」「荷物を取りに来るなら私がいる時間にしてほしい」という旨を、LINEやメールなど証拠が残る形で伝えておきましょう。
2.室内に防犯カメラ(見守りカメラ)を設置する 鍵を変えるのが難しくても、室内にネットワークカメラを設置することは自由です。勝手に入られた場合の証拠を残すとともに、相手に対する強い牽制になります。
⚠️ 身の危険を感じる場合(DVやモラハラなど) 単なる不快感を超えて、精神的・身体的な脅威や恐怖を感じている場合は、すぐに警察や弁護士に相談してください。安全確保のための緊急措置として、鍵の変更や接近禁止命令などの手続きが認められるケースもあります。
まずは現在の状況を離婚担当の弁護士に相談し、法的な足元をすくわれない形で安全な対策を進めることを強くお勧めします。

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