査定を3社に頼んだら査定額にばらつきが。
2026.08.15
マンション(築9年、2LDK)の売却を考えていて、先月3社に査定を依頼しました。
結果は結果は3,280万円・3,650万円・3,980万円と、最大で700万円の差がありました。
高い金額を出した会社からは「このエリアは需要が強い」、低い会社からは「今の市場を冷静に見た価格です」と言われました。
(間の会社はまだ連絡がとれていません)
査定額がこれだけ開いている場合、どの数字を売り出し価格の基準にすればいいのでしょうか。
また、高い価格を出してくれた不動産会社に決めたいところですが、価格以外に気にしておいた方が良い事があれば教えてください
不動産のプロ視点からのアドバイス
結論から申し上げますと、売り出し価格は極端な数字を除いた「中間の価格(3,650万円前後)」を基準にするのが最も安全で現実的です。
査定額に700万円もの開きがあると、一番高い3,980万円という数字に期待してしまうお気持ちはとてもよく分かります。少しでも高く売りたいと思うのは当然のことです。
しかし、ご自身でもネット等の情報から薄々お気づきかもしれませんが、この最も高い金額は現在の相場からかけ離れている可能性が非常に高いと言わざるを得ません。
〇価格の考え方と、不動産会社を選ぶ際の注意点をまとめました。
1. なぜ非現実的な高い査定額が出るのか
契約を取りたいという業者の思惑: 不動産業界では、自社で売却依頼(媒介契約)を獲得したいがために、あえて相場より高い「実際には売れない価格」を提示するケースが多々あります。
売れ残るリスク: 根拠のない高すぎる価格で売り出してしまうと、いつまでも買い手がつかず、結果的に相場よりも大幅に値下げして手放すリスクに繋がります。
2. 高い価格を出した会社を見極めるポイント
高い価格で売れる可能性は完全にゼロではありませんが、金額だけでその会社に決めるのは大変危険です。もしその会社への依頼を検討されるなら、契約前に必ず以下の2点を厳しく確認してください。
客観的なデータに基づいた根拠: 「需要が強い」といった曖昧な言葉ではなく、近隣の似た条件の物件が、実際にその価格帯で売れたという「過去の成約事例(データ)」を提示してもらう。
具体的な販売戦略: その強気な価格で売るために、どのようなターゲットに向けて、どういった広告や営業活動を行うのか、具体的な作戦を説明してもらう。
3. 今後の賢明な進め方
まずは「中間の3,650万円前後が実際の相場である」と冷静に捉え、これを売り出し価格のベースとして考えることをおすすめします。
その上で、一番高い査定を出した会社には「お手並み拝見」のスタンスで、上記の根拠と戦略を求めてみてください。そこで明確なデータや納得のいく作戦が提示されなければ、その価格は単なる「契約を取るための見せ球」です。ご自身の大切な資産を任せるパートナーとしては不適切と判断し、候補から外すのが賢明です。

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