決済2週間前に買主の会社が倒産
2026.08.19
決済2週間前に買主の会社が倒産
先月ようやく買主が見つかって売買契約を締結して、来月の中旬が決済日でした。
それが先週になって仲介業者から電話があって、「買主の勤務先が先日倒産しました」と言われました。
住宅ローンの審査は1か月以上前に承認が出ていて、ローン特約の期限もとっくに終わっています。
なのに担当者からは「銀行が融資を取り消す可能性があるので確認中です」という話しかなくて、それから何日も経つのにまだはっきりしないままです。
こういう場合、もし買主がローンを引っ張れなくなったら契約はどうなりますか。
手付金だけもらって終わり、ということになるのでしょうか。
次の引越し先はもう決まっていて、業者への予約も済ませてしまっています。
もし決済が流れた場合、手付金以外に損害の請求はできないのでしょうか。
不動産のプロ視点からのアドバイス
結論から申し上げますと、
買主の「契約違反(違約)」として処理されます。
ローン特約の期限が切れているため、ペナルティなしの白紙解約にはなりません。
契約書に定めた「違約金」を受け取って終了となります。
手付金だけをもらって終わるわけではありません。すでに受け取っている手付金を没収し、契約書の違約金額(通常は物件価格の10〜20%)に足りない差額分を買主へ追加請求します。
引越し代など、違約金を超える「実費」は別途請求できません。
違約金は「どんな事情や損害があっても、この金額のみで解決する」という法的な取り決めになっているためです。
売主様が取るべき最終アクション
保留状態が長引くことが売主様にとって一番の損害(引越し等のスケジュールの狂い)になります。
仲介業者に対して、「〇月〇日までに銀行の融資可否が確定しない場合は、違約解除として速やかに手続きを進める」と、明確なデッドライン(期限)を通告してください。

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