「ダウラギリ/ネパール」

2022年07月29日

ダウラギリ(Dhaulagiri)は、ネパール北部のヒマラヤ山脈のダウラギリ山系にある山。標高は8,167mで世界第7位。ダウラギリはサンスクリット語で「白い山」という意味である。ダウラギリは、1808年に初めてヨーロッパの人々に知られるようになり、カンチェンジュンガの存在が知られるまでの約30年間、世界一高い山と考えられていた。初登頂は、1960年(昭和35年)にクルト・ディムベルガーらスイス・オーストリアの登山隊によって成し遂げられた。これは、飛行機を利用した初のヒマラヤ登山でもある。飛行機は5200mのタパ峠と北東コル5877m地点に着陸し、当時の着陸高度記録を作った。この際に使用した飛行機(ピラタスPC-6)【スイスのピラタス社が開発した軽飛行機。単発プロペラ機であり、生産機数は900機以上。愛称は「ポーター」】は、山に近づく際に破損したため山中に捨てられた。チョンバルダン氷河上にベースキャンプを構え北東稜から登るルートが最も一般的なルートとなっているが、前進キャンプの設営や荷揚げ、高度順応の為に雪崩の多発地帯である北壁基部を何度も往復する必要があるため、登攀の難易度に反して遭難事故が発生しやすい。南壁は屈指の難ルートとして知られ、ラインホルト・メスナーやトマジ・フマルが挑んだものの、いずれも登頂に至らず撤退している。

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