「朴葉みそ/岐阜県」

2023年07月07日

朴葉みそ(ほおばみそ)は、飛騨(現、岐阜県北部)高山地方の郷土料理。自家製の味噌にネギなどの薬味、シイタケなどの山菜・キノコ をからめたものを朴(ほおのき)の葉に載せて焼き、ご飯に載せて食べる。近年では、観光業を中心に地方色を出した客をもてなす料理と して進化が進み、朴葉味噌の上に野菜や肉を載せて焼く形式で供される事もある。この場合はご飯の供としてではなく、一品料理となる。 また飛騨地方の旅館やホテルでは、朝食に朴葉みそをメニューに加えるところが多くある。その起源は定かではないが、冬の間、漬物樽か ら凍った切り漬けをとかして温め、そこに味噌を加え食べたという。調理方法としては、具材と味噌を乗せた朴葉を卓上コンロに乗せて炙るのが一般的。しかし家庭においては、フライパンやホットプレートにアルミホイルを置いて、その上に具材を合わせた朴葉を乗せること で調理できる。